思いの連鎖 ー柚子胡椒づくり
- 10月3日
- 読了時間: 3分

こんにちは。Miyakoです。
最近、不定期でお料理教室に参加しています。
料理はどちらかというと苦手分野でして。
重い腰を「よっこいしょ」とあげて、義務感で作ることが多い私。
でも、このお料理教室に行くと、自分や家族のために、心を込めて作りたくなるのです。
この教室では、料理教室を主宰されているご夫婦が、旅をした先で出会った美味しいものをエッセンスとしてレシピに取り入れられています。
実習の合間には、各国・各地の料理の話や食材の話も聞くことができます。
いつもお腹も心も満たされる素敵な教室なのです。
今回は、「柚子胡椒」のレッスンでした。
九州では一般的な調味料。
大好きな調味料だけど、私の中では、「買うもの」であって「作るもの」とは思っていなかったので、興味津々。
「胡椒」と聞くと、「ペッパー」を想像しがちですが、「唐辛子」を意味する九州の方言であるということも教えてもらいました。
柚子胡椒の材料は、青唐辛子、青ゆず、塩の3つのみ。
青唐辛子は種を取り除きフードプロセッサーにかけ、ゆずは皮をすりおろし、そこに塩と少しのゆず果汁を混ぜて出来上がり。

市販のものより、色鮮やかで香り豊かな柚子胡椒ができあがりました。

柚子胡椒を作りながら、この柚子は高知県の無農薬栽培をされている農家から仕入れていること、その農家さんのご苦労や柚子栽培への熱い思いなど、貴重なお話を聞かせてもらいました。
思いのある柚子だからこそ、余すことなく使いたい、と話される店主。
皮を削り果汁を絞った後の実はお風呂に入れて柚子風呂に、種はジャムを作る際のとろみ付けにも使えるとのことで、その思いを引き継ぐように、参加者で分けて持ち帰りました。
(我が家では、一足早い柚子風呂に。幸せの香り。)
こんなふうに、人の思いや信念に触れると、背筋がシャンとすると同時に、大切なものを分けてもらったような何とも言えない優しい空気に包まれます。
見えない思いがふんわりつながっていく感じが好きです。
この料理教室に漂う、「大事にする」という思いや空気感が連鎖して、私の中に「自分のために誰かのために、丁寧に料理を作ろう」という気持ちが生まれるのかなあ。
そんな思いで、料理教室を後にしました。
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そうそう、最近、私の料理に取り組む姿勢を変えてくれたものが、もう一つありました。
先日、Makikoさんのブログで「韓国ドラマ」の紹介がありましたが、「韓国ドラマ愛好会」会員として、私も一つ紹介させていただきます!
Netflixで配信されている「暴君のシェフ」です。
現代に生きるフレンチの女性シェフが朝鮮王朝時代にタイムスリップし、腕を見込まれ、王様の食事を作ることになるのですが、料理を通して、「暴君」と言われる王様の心が次第に変化していく、というお話。
作られる料理を見ているだけでも幸せなのですが、女性シェフの料理を食べた人々が、料理に込められた思いや味に心を打たれ、愛を思い出していくシーンが何とも言えません。
料理の持つ力を感じさせられるし、食べてくれる相手を思って心を込めて料理したいな、と思わせてくれる作品でした。
Miyako



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