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奇妙な夢



8月はいっぱい奇妙な夢を見た。



家の中で 遠い声が呼んでいる

血の記憶が編んだ織物の上で

幼い自分と、いまの自分が

同じ食卓に座っている



父の影は山のように

母のまなざしは海のように

その狭間で私は

まだ形を探す光の種



夜の奥から現れる男

その手は私の胸を開き

眠っていた泉を揺さぶる


肉体を越えて

何か大きなものが流れ込む

それは欲望の仮面をかぶった

魂の統合


破片がひとつに戻る瞬間

私は知る


この奇妙な夢は

過去と未来を結ぶ橋であり

わたしの内なる再誕の

前触れであることを





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