「Strength」の料理
- 7 日前
- 読了時間: 3分
こんにちは。Yumikoです。
11月は、私の中で荒々しさが顔をのぞかせ、
自制心を必要とする場面が何度かありました。
その度に過るのは、タロットカード「Strength」の絵。
野性的な衝動を表す獅子を女性が優しさで手なづけるイメージのカード。

私にとって、野性的で衝動的な面が出てくるのは、
元気な証拠でもあるのですが、
エネルギーの矛先を間違えると事故を起こしかねません。
そこで、適度なガス抜きが必要でした。
車を走らせ、もりもり歩き、
温泉に入って気血を巡らせ、
なるべく、考え過ぎないように、頭だけに血がいかないように、心掛けていました。
そして、この度、ガス抜き方法をもう一つ見つけたのです。
それが、「韓国料理を作ること」です。
韓国語はちんぷんかんぷんな私ですが、韓国の食文化には興味津々です。
韓国ドラマを見ていると、食のシーンが多くありませんか?
韓国の方は、食への思い入れや愛が強いのかなというイメージを得ています。
宮廷料理も、大衆料理も、滋養があって、元気が出そうで、
私はいつの日からか、レシピ検索をしながら、
参鶏湯、スンドゥブ、ソゴギスープ、チヂミ、トッポッキ、など、
なんちゃって韓国料理を作るようになりました。
そして、いつか作ってみようと思いながらも、
先延ばしにしていたのが、「キムチ」と「キンパ」です。
手間がかかりそうということが理由でした。
ところが先日、
たまたま見ていた韓国ドラマで「キムチ」と「キンパ」を
食べるシーンを目撃してしまったのです。
先の私の衝動の矛先が、ぐんとそちらへと向かいました。
さっそく材料を調達してきて、調理開始。
キムチに使う燃えるような鮮やかな唐辛子の赤さは、
迷いのない生命力の象徴のようで、見ていて気持ちが良かったです。
そして、キンパづくりでは、
ご飯を海苔の上に敷き詰め、
その上に具材を順に並べ、
巻きすを使って、ぐぐいと巻き付けるわけですが、
この作業が、なんというか、とても落ち着くのです。
キンパづくりは、食材に、とてもしっかり触れる料理で、
多様な具を巻き込み握ることは、
バラバラのエネルギーを一処にして落ち着かせる働きがあるのではないか。
と思いました。
もしかしたら、日本の太巻きなんかもそうかもしません。
そして、出来あがったものはこちら。あまり、綺麗な写真ではないのですが…

キンパむちむち(笑)
見た目こそ不細工ですが、キムチもキンパもとっても美味しかったです。
そして、食べ終わった頃には、私の中の暴れる獅子もお腹が満たされたのか、ご機嫌に。
手間がかかると避けていた料理でしたが、まさかガス抜きに良いとは…!
予期せぬ衝動から、新しい世界を垣間見ることができました。
すっきりしたところで、本日からは12月。
健やかに乗り切って参りましょう!



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