top of page

さんぽ道の至高人

  • 7月8日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。Yumikoです。


暑さ厳しいところも多いと聞きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


私が暮らす場所は、今はまだ、最高気温25,6℃と過ごしやすい季節です。


自慢ではないですよ!その分、冬の寒さは厳しい場所なのです。



そんな土地柄ゆえ、この辺のお店は、


春から秋までオープンし、冬は冬眠という


野生動物さながらの運営をするお店が多いです。


しかも、冬というのも11月~4月までを指し、実質、オープン期間は半年のみ。


さらに、オープンしているといえども臨時休業も多かったりします。



不便といえば不便なのですが、


いつも必ず開いているわけではない


たまにしか会えない希少性が


待つ楽しみに拍車をかけ、


今日は開いているかなという期待と想像に胸を温めたりする時間は、


なかなかときめき混じりのお気に入りの感覚です。



中でも、私が首を長くして待っているのは


昨秋、さんぽがてらに見つけた珈琲屋さんです。



美しく刈られた芝の上、


簡易なテーブルと椅子、日よけのパラソルが数か所点々と置かれたシンプルな屋外のお店。


このお店の珈琲が、私にとっては、


おそらく人生で一番美味しいと感じた珈琲なのではないかと思います。



何がそんなに美味しいと感じさせるのかというと、


一重にやはりオーナーさんの珈琲に対する純粋な想いなのだと思います。



こちらのオーナーさんは、珈琲好きが高じて


定年退職後にお店をはじめられたそうなのですが、


最初は、仲間内に喜んでもらえると良いな。という想いから、


そして、今は少し範囲を広げ、ご近所さんにも。という気持ちでやっているそうなのです。


「有名になりたいわけではなくって、趣味の延長なんです。


だから、写真とかsnsに載せたらダメですよ。


お客さんがたくさん来たら、僕はパニックになっちゃいますから。」


と、お茶目に仰います。



そんなオーナーさんが淹れてくださる珈琲だからなのだと思います。


余計な力みも雑念も雑味もなく、


健やかな豆の意識だけが抽出されたような味わいは、


よほどに洗練されていて、ヒーリングに近いもののように感じます。



純度の高い行いは光になる。



そんなことを思い起こさせるオーナーさんは、私にとっては至高のバリスタ。


先日、無事再会することが出来、また秋までの楽しみが増えました。



みなさんの身近にも、そんな至高人いらっしゃいませんか?


ree

オーナーさんご希望で写真アップは出来ないため、絵を描いてみました(笑)


コメント


bottom of page