天は見ている
- 11月10日
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餅つきやお神楽、高校生の吹奏楽演奏が行われたこちらは、大分のお祭りの一つ「大野川合戦祭り」の翌日に開催されている、天面山(てんめんざん)祭りの会場です。
霧が立ち込め、雨は降ったり止んだり、直前まで開催が危ぶまれる状況下で、山頂へ辿り着きました。
けれど…本当に不思議です。
深い霧が嘘のように晴れていき、開会式の頃には、写真のような澄んだ青空が広がっていました。
お祭りの中盤には、じっとしていても汗が流れるほど、強い日が差していました。
大昔に合戦で亡くなった方々の鎮魂を祈り、史実を語り継ぐために始まったお祭りの尊さに、深く感動しました。
純粋なこどもたちのお神楽や楽器の音、お祭りを守り続けている地域の方たちの思いは、確かに天に届いていました。
全ての演奏が終わるとともに、ポツポツと、清らかな雨が降り始めました。
かつて山城だった、さほど広くない山頂付近の会場には、時空を越え、見えているよりもたくさんの人が、その場に居たように感じられました。
2025.11.9
Yoshiko
@yoshiko_calli_art



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