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私のお気に入り韓国歴史ドラマ

  • 10月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:47 分前

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こんにちは。

Makikoです。


今日は、私が観た中で特に好きだった韓国の歴史ドラマを2本ご紹介しようと思います。


一つは、みなさまお馴染みの「チャングムの誓い」。

もう一つは、『根の深い木』です。


ネタバレもあるので、これから観ようと思っていてまだ見てない方は要注意🈲


でも全く観てない方には、全然意味がわからないかもしれません😅







チャングムの誓い


「チャングムの誓い」は、実在した朝鮮王朝唯一の女性医師・チャングムの生涯を描く物語です。


貧しい身分から宮廷料理人として才能を発揮し、陰謀により追放されながらも、強い信念で医術を学び、再び宮廷に戻ります。


知恵と慈愛で多くの命を救い、王の主治医にまで上りつめる姿は、「逆境を超える女性の力」と「真の誠実さとは何か」を問いかけるようなドラマです。



最終回のラストで、たまたま洞窟で苦しんでる妊婦を発見します。


彼女と赤ちゃんを助けるには、お腹を切るしかない。


チャングムの夫は、


『まだこの国では人体に刃物を当てる医療は認められてない』


と猛反対しますが、

彼が水を汲みに行ってる間に、チャングムの施術により赤ちゃんが生まれます。


「ちゃんとできると言ったでしょ?なのに、なぜダメなんですか?」


チャングムは、満面の笑顔です。




最後に夫のナレーションが入ります。


『これからもこの人は、時代に逆らい、時代に問い続けていくであろう。


“命を救う事が、なぜいけないのか、と”―』



どの時代でも、その時代でまだ誰もやったことのないことをやるのって、猛反対を受けますよね。


私はこのドラマを「権力よりも慈しみを選んだ人の物語」としてとても心に残りました。








根の深い木




『根の深い木』は、朝鮮王朝第4代王・世宗(セジョン)と、彼が創り出そうとした「ハングル」をめぐる壮大な歴史ミステリーです。


物語は、王宮で起きた連続殺人事件から始まります。


世宗の「すべての民に言葉を与えたい」という深い理想に心を動かされた人々が、知識を独占しようとする権力層に立ち向かい、命を懸けて「言葉の自由」を守る姿が描かれます。


最終回で世宗は民衆にハングルを発表します。


「我が国の言葉は、中国の言葉と違い、音と文字が一致せず、未熟な民が意思を伝えることができない。


そのために、民を憐れに思い、新しく二八文字を作った。


誰もが簡単に学び使える文字で安楽に暮らしてほしいと。」


たくさんの仲間の命を犠牲にした上、ようやくできたハングル文字の公布。


そして最後の王のモノローグ。



『宮の上の空がこんなに青いとは知らなかった。


四冊の本をハングルで訳した。


文字について意見の文が来た。


文字で遊んだり悪口を言ったりする人がいる、と。


私は文字への関心をなくした。


体系をつくり種をまいたら、いまや文字は社会のもの、民のものだ。


この仕事が正しかったかどうかはわからない。


それらは後に続く者に任せよう。


文字でどんな世界を作ろうと彼らの責任だ。』



ストーリー自体は、フィクションなのですが、

大きな事を成し遂げた後の虚しさというか、

ーーー手放し?


良かれと思って人生を賭けてなし遂げたことでも、

その結果まではコントロールできない、

あとは委ねるしかない、という王の心が、印象的に描かれていたラストシーンでした。





今回は私の好きな歴史ドラマを2本ご紹介させていただきました。





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